合皮のダイニングチェアはお手入れがしやすく見た目もおしゃれですが、長年使っていると表面がひび割れたりボロボロと剥がれてくることがあります。
これは素材の特性によるもので、正しい対処や予防を知ることで寿命を大きく延ばすことができます。
本記事では、合皮が劣化する原因から補修方法、長持ちさせるポイントまでわかりやすく解説します。
ダイニングチェアの合皮がボロボロになる原因は?
合皮製のダイニングチェアの表面がボロボロになるのは、加水分解という化学反応が原因なんです。
これは、水分子の中の「H」が、合皮の中の「PU樹脂」という成分と化学反応を起こしたのちに生じる現象です。
結果、「PU樹脂」が分解され、合皮の表面がボロボロと剥がれだすというわけです。
実は、湿度の高い場所でこの現象は起こりやすいと言われています。
合皮製のダイニングチェアの場合、配置場所の環境や水溶性の汚れなどが繰り返されることで劣化が進みます。
また、水拭きそのものが加水分解を起こすわけではありませんが、水分が表面に残った状態で放置されると劣化を早める原因になります。
水拭き後は必ず乾いた布でしっかり水分を拭き取ることが大切です。
まずは、合皮製ダイニングチェアの表面がボロボロにならないように、お部屋の環境やメンテナンス方法を見直すことが必要なことが分かります。
合皮が劣化しやすい環境とは?加水分解を早める要因
合皮は「湿度」「熱」「摩擦」に弱い素材のため、エアコンの吹き出し口付近や窓際など、温度変化が大きく湿度が高くなる場所では劣化が進みやすくなります。
また、座面は衣服との擦れが頻繁に起こるため、特に表面のひび割れが発生しやすい部分です。
これらの環境が重なることで加水分解が急速に進み、表面の剥がれやボロボロ感につながるため、チェアの配置場所や使用環境にも注意が必要です。
ダイニングチェアの合皮を長持ちさせるための予防ポイント
合皮の劣化を防ぐためには、日頃のメンテナンスと環境づくりが大切です。
普段は乾拭きを中心に行い、必要以上に水拭きをしないようにすると加水分解を遅らせることができます。
拭いた後に水分が残らないよう、必ず乾いた布で仕上げ拭きをするのもポイントです。
また、直射日光が当たる窓際やエアコンの風が直接当たる位置は避け、紫外線や温度差による劣化を防ぎましょう。
さらに、座面にチェアカバーを掛けて摩擦を抑えることで、ひび割れを大幅に遅らせることが可能です。
ダイニングチェアの合皮がボロボロ対処方法!軽いひび割れなら?
さて、ここからは、合皮製ダイニングチェアがボロボロなってしまった時の対処方法について考えてみましょう。
加水分解が原因とはいえ、合皮製ダイニングチェアの表面が、いきなりボロボロと剥がれだすわけではありません。
まずは、軽いひび割れなどが生じてきますので、この段階で早めにケアしておけばボロボロになるのを食い止めることが可能と言われています。
軽いひび割れが見つかった場合、合皮用の「カラー補修クリーム」を使用してみましょう。
色を混ぜ合わせてご自宅のダイニングチェアの色味に合わせてから、ひび割れ部分に優しく馴染ませるように塗ります。
これだけで、かなりひび割れ部分が目立たなくなりますよ!
ダイニングチェアの合皮がボロボロ対処方法!ひび割れがひどい時は?
合皮製ダイニングチェアの表面のひび割れ部分をそのままにしておくと、最終的にボロボロ剥がれ落ちてくることになります。
こうなってくると、前章でご紹介したクリームでは補修が不可能です。
そこで、ボロボロと表面が崩れ始めたらすぐに、「合皮補修シート」を使用してみましょう。
「合皮補修シート」は、合皮の裏側がシールになったシート状の補修剤です。
柔らかく伸縮性に富んでいるため、ダイニングチェアの座面や背もたれなどのカーブのある部分にもぴったりとフィットします。
ホームセンターなどで購入できますし、様々な色味のものが販売されていますので、ご家庭の合皮製ダイニングチェアにあったものを選んでみましょう。
合皮部分の張替えもひとつの対処方法!
ご自分の手には負えないほど合皮製ダイニングチェアの表面がボロボロになってしまった場合は、プロの手をお借りすることになります。
あらゆる椅子の張替えを行っている専門業者がたくさんありますので、一度、ダイニングチェアの状態を相談し、見積もりをとってもらうのもひとつの方法ですね。
しかし、椅子の張替えを依頼すると、なかなか費用が嵩むと言われています。
安価で購入した合皮製ダイニングチェアであれば、張替え費用の方が高くなってしまうこともあり得ますよね・・・。
長年使い続けている愛着のあるダイニングチェアなら、それだけの価値はあるかもしれませんが、あまりにも費用が嵩むのならば、新しいダイニングチェアを購入してみてもいいでしょう。
合皮のダイニングチェアがボロボロに!原因と長持ちさせる対処法を解説【まとめ】
合皮のダイニングチェアがボロボロになる主な原因は加水分解による劣化です。
しかし、ひび割れの段階で補修クリームを使ったり、劣化が進んだ場合に補修シートを利用することで見た目を大きく改善できます。
また、湿度管理や摩擦を減らす工夫など、日常の予防で寿命を延ばすことも可能です。
原因と対処法を理解しながら、お気に入りのチェアをより長く快適に使い続けましょう。

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