一口に夏野菜と言っても色々な種類があります。
ナスやトマト、ゴーヤや枝豆、モロヘイヤにオクラ、どれもいろいろな料理に合うおいしい野菜です。
その中でも今回は、モロヘイヤやつるむらさきなどネバネバの葉物野菜についてご紹介します。
夏野菜の葉物のネバネバには、食物繊維やミネラルが多く含まれています。
これらは本当に夏バテを防止して夏を乗り切るのにぴったりです。
夏野菜の葉物のネバネバの秘密
モロヘイヤ、ツルムラサキ、オカワカメ、金時草。
これらの葉物野菜を聞いたことがありますでしょうか。
モロヘイヤは聞いたことがあるかもしれませんが、他の野菜はなかなか聞いたことがないかもしれません。
実はこれらは全部ネバネバの葉物野菜なのです。
そこで本項ではそのネバネバの秘密について解説します。
ネバネバの葉物野菜の秘密。
それは食物繊維の一種であるペクチンです。
ペクチンは、食物繊維の中でも水溶性食物繊維という部類で、腸内の便を柔らかくする効果があります。
またコレステロールの吸収を阻害する効果もあるので動脈硬化の予防にもなるのです。
そして実は、体内の免疫細胞の多くは腸があります。
つまり腸内環境を整えることで細胞が活性化して、免疫力を高める効果が期待できます。
ほかにもミネラルが多く含まれますので、ナトリウム(塩分)を体外に排出する効果があります。
ネバネバ夏野菜に含まれる栄養素
次に前述のネバネバの葉物夏野菜についてそれぞれの効果についてご紹介します。
モロヘイヤ
モロヘイヤはその若葉を食べる葉物の夏野菜です。
モロヘイヤはとても栄養豊富な野菜で、βカロテン、ビタミンC、ビタミンE、ミネラル、水溶性食物繊維のペクチンなど多くの栄養素が含まれます。
こちらはゆでて刻むと粘りが出てきます。
ツルムラサキ
ツルムラサキも夏が旬の葉物野菜です。
ツルムラサキというのはその名の通り、茎が紫色をしていることからそう呼ばれます。
含まれている栄養素はβカロテン、ビタミンC、ビタミンE、カリウム、カルシウム、鉄など豊富な栄養素が含まれています。
こちらは葉を加熱すると独特なぬめりが出てきます。
オカワカメ
オカワカメはもともと熱帯アメリカなどに自生する多年草です。
そしてその栄養豊富なことから、雲南百薬という別名もあります。
含まれる栄養素も豊富で、葉酸やミネラル、ビタミンAを多く含みます。
オカワカメはゆでることによってねばりが出ます。
ネバネバのおいしい食べ方
最後にこのネバネバの葉物夏野菜のおいしい食べ方について解説します。
モロヘイヤや、ツルムラサキ、オカワカメなどはもともと暑い地域に自生していた野菜なので、水分が多く含まれ、ほてった体を冷ます効果があります。
また肉などとの相性もよくいろいろな食材と組み合わせることで夏バテ防止の効果が期待できます。
つぎにそれぞれの夏野菜についておいしい食べ方をご紹介します。
モロヘイヤ
モロヘイヤのおすすめの食べ方はおひたしや、スープになどに入れるとおいしいです。
茎も食べることもできます。
ただし夏の終わりの時期のモロヘイヤには毒がある種がついているので注意してください。
ツルムラサキ
ツルムラサキは肉厚で炒めてもよし、ゆでてもよしの野菜です。
味は少し癖がありますので、しょうゆや、お酢、ごま油、にんにくなどとの相性がいいです。
オカワカメ
陸上で育つ、わかめに似た食感からこの野菜のことをオカワカメと呼びます。
食べ方としてはさっとゆがいて、おひたしや白和えにするとおいしいです。
夏野菜の葉物のネバネバで免疫力アップ!夏バテ防止の効果と栄養素【まとめ】
今回は夏野菜でも葉物でネバネバが特徴の野菜についてご紹介してきました。
モロヘイヤやツルムラサキ、オカワカメなどネバネバの葉物夏野菜は意外と数が多いです。
それぞれの特徴を知っておいしく食べ、暑い夏を乗り切りましょう。
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